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日本エッセイ・随筆定年退職した65歳の著者が2024年5~6月に<>800kmの路を単身歩いた記録である。 帰国して数ヵ月を経た今も 巡礼路で出会った数多くの人々、美しく変化に富んだ風景、通り過ぎた数々の街や村のたたずまい、目にした歴史的建造物などは色褪せることなく深く記憶に刻まれ、巡礼者同士で交わした「Buen Camino(良い巡礼旅を)」という挨拶が耳に残って離れることはない。巡礼路を歩こうと心に決めて10年を経て実現したこの旅が残していったものの大きさにあらためて気付いている自分が今ここにいる。