単行本(実用) 政治 永遠のAH-1Sコブラ / 伊藤学

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管理番号: BO4998730
発売日: 2025/11/10
メーカー: 並木書房
著: 伊藤学

商品説明

政治
【内容紹介】
戦闘ヘリAH-1S「コブラ」その真価を、歴史と現場の声から解き明かす。
航空ファン必読の決定版!
世界初の攻撃専用ヘリコプターであるAH‐1「コブラ」は、ベトナム戦争を契機に実用化されて以来、半世紀以上にわたって発展を続けてきた。
陸上自衛隊に導入されたAH‐1Sは、その派生型として日本の防衛力に一定の役割を果たしてきたが、同時に老朽化や限定的な近代化改修といった課題も抱えていた。
本書は、この機体の開発経緯や戦歴、技術的特性を整理するとともに、陸上自衛隊における運用実態を明らかにするものである。
さらに、操縦・整備要員の証言や現場取材を加えることで、装備史研究としての視点に人的要素を重ね合わせている。
退役の途上にある今だからこそ、AH‐1「コブラ」が持つ歴史的意義を改めて検証する。
【目次】
はじめに 1
第1章 コブラを体感せよ──AH‐1S地上試運転体験記 13
第2章 世界初の攻撃専用ヘリコプター 19
武装・攻撃ヘリの系譜と戦い 19
「軍用」回転翼機の黎明/武装ヘリコプター登場のきっかけ「ヘリボーン戦術」/ベトナムの地形と戦術に高い適合性を見せたヘリコプター/ベトナム戦争の象徴、UH‐1イロコイ参戦/サブシステム──UH‐1武装化の主役
攻撃ヘリAH‐1開発史 33
武装ヘリコプターの限界、急がれる攻撃専用ヘリコプター開発/AAFSS計画の頓挫、満を持して登場したモデル209/洗練と獰猛を兼ね備えた美しき「コブラ」
第3章 泥沼の戦場へ飛び込め──AH‐1コブラの激闘 41
ヒューイコブラ、ベトナム戦争で初陣を迎える/ベトナムにおけるコブラの戦術と頼りになる相棒/陸軍のコブラ、海兵隊を動かす──海兵隊のコブラ導入/「夜を制する者」コブラ夜間戦闘能力の研究
第4章 戦車狩りから近接航空支援へ──冷戦から21世紀の戦い 54
TOWコブラ、東側大機甲部隊と対峙す/世界中の紛争・動乱に出動──戦火の空、常にコブラあり/「アージェント・フューリー」作戦/「ガリラヤの平和」作戦/イラン・イラク戦争/「アーネスト・ウィル」作戦/「ゴールデン・フェザント」作戦/「ジャストコーズ」作戦/「シャープ・エッジ」作戦/「デザートシールド」作戦/「デザートストーム」作戦/「デザートセイバー」作戦/「レストア・ホープ」作戦/「アップホールド・デモクラシー」作戦/スコット・オグレイディ大尉救出任務/「エンデューリング・フリーダム」作戦/「イラキ・フリーダム」作戦/「オデッセイ・ドーン」作戦
第5章 多彩なコブラ・シリーズ──AH‐1の各タイプ 69
アメリカ陸軍向けAH‐1 69
モデル209/YAH‐1G/AH‐1G/AH‐1G/M35/AH‐1G SMASH/AH‐1G CONFICS/TH‐1G/JAH‐1G/YAH‐1Q/AH‐1Q/YAH‐1R/YAH‐1S/AH‐1S/AH‐1S(MOD)/TH‐1S/TAH‐1S/TAH‐1F/AH‐1P/AH‐1S(PROD)/AH‐1E/AH‐1S(ECAS)/AH‐1F/AH‐1S(MC)/QAH‐1S(ホーカムX)/モデル249(コブラII)/コブラ2000/モデル309 キングコブラ単発型/ARTIデモンストレーター
アメリカ海兵隊向けAH‐1 84
AH‐1J/AH‐1Jインターナショナル/AH‐1T/AH‐1T+/AH‐1W/TAH‐1W/MH‐1W/AH‐1W(4BW)/AH‐1Z/モデル309 キングコブラ双発型
輸出国の派生型・能力向上型 93
Z‐14(スペイン)/パンハ2091・トゥーファンI/II(イラン)/AH‐1RO ドラキュラ(ルーマニア)/AH‐1F ツェファ(イスラエル)/AH‐1FB(バーレーン)/AH‐1S/F SES(ヨルダン)
軍用以外のAH‐1 97
NASA(アメリカ航空宇宙局)/アメリカ合衆国関税局/アメリカ合衆国森林局/ワシントン州天然資源局/個人所有機・民間団体・民間デモチーム/試験用改造機・試験器材
第6章 陸上自衛隊の武装・攻撃ヘリコプター 103
日本の武装・攻撃ヘリコプターの系譜 103
陸上自衛隊の武装・対戦車/戦闘ヘリコプター 105
H‐13(ベル47)/UH‐1B(HU‐1B)/AH‐1S/AH‐64D
実は4タイプある? 陸上自衛隊のAH‐1S 110
「日の丸コブラ」は国産機材を多数搭載した独自の機体/AH‐1Sの機番号(シリアルナンバー)/AH‐1S(AH‐1E)/AH‐1S(LAAT)/AH‐1S(C‐NITE)/AH‐1S(C‐NITE改修機)
第7章 AH‐1Sコブラのメカニズム 117
AH‐1Sの機体構成 117
機体前部(機首、コックピット)119
M65 TSU/コックピット(キャノピー)/ワイヤーカッター/サーチライト
機体中央(中央胴体、エンジンなど)124
ローター/メインローター・ハウジング/エンジン/トランスミッション/エンジン排気口/スタブウイング(小翼)/SCAS/降着装置(スキッド)
機体後部(テイルブーム)130
テイルブーム外観/電子装置収納部/水平安定板/VORアンテナ/尾部航法灯/テイルスキッド/テイルローター/機体塗装
コックピット内部 133
前席コックピット/後席コックピット/サイクリックコントロールスティック/コレクティブコントロールスティック
各種センサー、電子装置、射撃装置 137
望遠照準ユニット(TSU)/エアデータ・サブシステム(ADS)/対気速度・方向センサー(AADS)/レーダージャマー(レーダー妨害装置)/IRジャマー(赤外線妨害装置)/レーダー警戒受信機/ヘッド・アップ・ディスプレイ(HUD)/ヘルメット照準システム(HSS)/AN/AAS‐32空中レーザートラッカー(ALT)
武 装 146
M197 3砲身20ミリ機関砲/70ミリロケット弾/BGM‐71 TOW
AH‐1Sはどう戦うか──コブラ搭載武装の射撃要領 152
M197 3砲身20ミリ機関砲(GUN)の射撃要領/70ミリ(2・75インチ)ロケット弾(ASR)射撃要領/BGM‐71 TOW射撃要領
攻撃ヘリコプターの基本的な戦闘要領・戦術 163
行動の概要/各地点の役割
陸上自衛隊AH‐1Sの戦闘要領 167
第8章 コブラを駆る者たち 171
本州最北のコブラ・ファミリー「第2対戦車ヘリコプター隊」171
「率先垂範」を体現する──第2対戦車ヘリコプター隊隊長 片上裕文2等陸佐 173
AH‐1を徹底的に活用する──飛行隊長 江尻敬祐2等陸佐 178
AH‐1を完璧に操るコブラ・マスター──中村文昭3等陸佐 183
技量向上を追求する若きコブラ・パイロット──高橋和将2等陸尉 187
我らの耳目は勝利の鍵──OH‐1パイロット 岩下智弥1等陸尉 191
AHは心で整備する──AH‐1S整備員 大沢幸大2等陸曹 195
陸上自衛隊パイロットへの道 198
陸曹航空操縦課程選抜試験の概要/幹部航空操縦課程(POC)/陸曹航空操縦課程(FEC)
AH‐1Sパイロットを養成する「AHC」206
第9章 陸自航空火力のこれから 208
陸自航空火力の大改革 208
世界各国の攻撃ヘリコプターの現況 209
アメリカ/ポーランド/イタリア/中国/フランス/ドイツ/韓国
近年の戦争・紛争における攻撃ヘリコプター運用の実情 220
陸上自衛隊の攻撃用無人機に求められる任務とは 222
武装化多用途ヘリコプターによる中継ぎ 223
攻撃用無人機は攻撃ヘリコプターの各種任務をどのように引き継ぐのか 227
対機甲戦闘/対空挺・対ヘリボーン戦闘/ヘリボーン援護/対ヘリコプター戦闘
陸上自衛隊の無人航空機運用と計画はどこまで進んでいるか 232
攻撃用無人機/多用途無人機/国産無人機も次々に登場/部隊編成と運用
第10章 「僕が見上げる空に」238
おわりに 249
主要参考文献 253
【著者略歴】
伊藤 学(いとう・まなぶ)
1979(昭和54)年生まれ。
岩手県一関市出身、在住。
岩手県立一関第一高等学校1年次修了後、退学し、陸上自衛隊生徒として陸上自衛隊少年工科学校(現、高等工科学校)に入校。
卒業後は機甲科職種へ進み、戦車に関する各種教育を受け、第9戦車大隊(岩手県・岩手駐屯地)に配属、戦車乗員として勤務。
2004年、第3次イラク復興支援群に参加。
イラク・サマーワ宿営地で整備小隊火器車輌整備班員として勤務。
2005年、富士学校機甲科部に転属、砲術助教として勤務。
2008年、陸上自衛隊退職。
最終階級は2等陸曹。
現在、航空・軍事分野のカメラマン兼ライターとして活動中。
著書に『陸曹が見たイラク派遣最前線─熱砂の中の90日』『永遠の74式戦車-日本が誇る傑作戦車』(並木書房)。