商品説明
日本エッセイ・随筆
この世はあまりに「恋愛中心」に回りすぎでは?人と人との関係性のあり方は、ひとつひとつすべて違うのに。小説家、歌人、文学研究者として活躍してきた著者がアロマンティック(無恋愛)/アセクシュアル(無性愛)として生きてきた経験から考え抜き、怒りと祈りを込めて綴ったエッセイ。「恋愛に興味がない」と言っても、周りは無理解だった。「そんなはずはない」「まだ出会ってないだけ」「恋愛をすれば人生が変わる」。心ない言葉を投げかけられ、恋愛の話を共通の話題であるかのように振られた。ある時、「アセクシュアル」という言葉に出会い……。社会の規範や同調圧力、「当たり前」を押しつけられて、自由に生きられない、とモヤモヤしている人へ。一人ではない。一人でもいい。「変えたい」と思ってもいい。ここにある言葉がきっとあなたの助けになる。大反響のウェブ連載「A is for Asexual」に、大量の書き下ろしを加え、待望の書籍化!日本では前代未聞のアロマンティック/アセクシュアルの当事者によるエッセイ群。恋愛は誰でもする自然なもの? 恋愛をする人だけが幸福なの?友情より恋愛が「上」なのはなぜ?圧倒的な思考力と筆力で、この社会に問う。「みんなそうだから」と当たり前のように恋愛をしてきた人の価値観を揺さぶり、大切な気づきをもたらす。いま必読の書。アロマンティック(Aromantic)=どの性別の人にも恋愛感情が湧かない人。アセクシュアル(Asexual)=どの性別の人とも性的なことをしたいという気持ちを持たない人。