商品説明
日本エッセイ・随筆
【内容紹介】
ミュージシャンと歴史学者。
偶然、同年同日に生まれた2人が邂逅し、
対話を始めた--
新聞、映画、往復書簡、フィールドワーク…
この半世紀の問題を丹念に学び、
100年先に向け探った、自分たちの時代の「抗い方」。
終章より--
生産や消費の多寡ではなく、分解が大事なのだというような発想で、未来について考えたい。
伸び代はきっといくらでもあるし、何かを損なうことなく、僕らは豊かになれると思う。
根拠はない。
けれども、そう真剣に信じている。
みんなでやり直そう。
後藤正文
本書のタイトルは、青い星「を」どうしようか、という問いではない。
青い星「で」どうしようか、という問いである。
青い星は、誰のものでもなく、誰のものでもある。
だからこそ、同じ惑星をシェアするには、率直な言葉の交換が必要である。
本書がそのひとつとして、未来の青い星の共同使用に貢献できれば幸いである。
藤原辰史
【目次】
第1章 Back to 1976.12.2 ~生まれた日の新聞を読む
映像をめぐる往復書簡(1) 『阿賀に生きる』
第2章 一九七〇年代前後の人間と環境の破壊
映像をめぐる往復書簡(2) 『意志の勝利』
第3章 社会を体で鳴らせ ~上勝というフィールドに立つ
映像をめぐる往復書簡(3) 『アメリカン・ユートピア』
終章 青い星、此処で僕らは何をしようか
【著者略歴】
1976年12月2日生まれ。
静岡県出身。
ロックバンド・ASIAN KUNG-FU GENERATION のボーカル&ギターを担当し、ほとんどの楽曲の作詞・作曲を手がける。
また、新しい時代とこれからの社会を考える新聞「The Future Times」の編集長を務める。
レーベル「only in dreams」主宰。
2024年5月、静岡県藤枝市にて「NPO法人アップルビネガー音楽支援機構」を設立。
著書に『何度でもオールライトと歌え』『凍った脳みそ』『朝からロック』、編著に『銀河鉄道の星』など。