商品説明
英米エッセイ・随筆
【内容紹介】
「これはおとぎ話ではなく、本当にあった出来事なんだ。
俺たちの歴史なんだよ--」。
世界の始まり。
生き物たちの奇談。
精霊や魂にまつわる面妖な物語。
人間と動物に区別がなく、ともに暮らし同じ言葉を話していた時代の記憶。
時にユーモラスで、時に難解な”魔法の言葉”を、極北の大地に生きる狩猟民は世代を超えて語り継いできた。
探検家ラスムッセンが未開の極地で採録した彼らの言葉を中心に、エスキモー文化圏の人々や自然の撮影をライフワークとする写真家が選び、和訳したアンソロジー。
【著者略歴】
1968年、長野県生まれ。
1993年にアラスカ州立大学フェアバンクス校ジャーナリズム学部を卒業後、写真家・水越武氏に師事。
1994年から極北の先住民族エスキモーやアリュートのポートレート、生活・文化、彼らが暮らす自然風景の撮影を続け、写真展などで発表している。
大型カメラのネガによるプラチナプリントで写真集『sila』(2011年、フォト・ギャラリー・インターナショナル)を制作。
2004年、日本写真協会新人賞。
2005年、準田淵行男賞。