商品説明
社会
【内容紹介】
目まぐるしく変化した戦後東京…
特異な時代を果敢に生きた普通の男の子の姿を、ありのままに描く。
サルトルやE・トッド研究の第一人者が昭和の少年時代を振り返る。好評第2弾!
【目次】
【目次より】
一 祖父の死 あれがニコライ堂だよ/祖父は孤独の中で逝った/黒澤の『生きる』での通夜/思春期とは、楽園追放か? ほか
二 友達のいる情景 廁(便所)の小窓がガラッと開いた/「バカと鋏は使いようで切れる」/「トム・ソーヤーみたいなことは、しちゃだめよ」/クラシック事始め--『ファンタジア』 ほか
三 「ブーちゃん」 今村昌平の「豚コンプレックス」 ?/正しい美貌と邪淫の美貌/醜男サルトルのケース/前の席の女子 ほか
四 半魚人とグレース・ケリー 白の水着の危うさ/『あばれ獅子』と『肉の蝋人形』/蝋人形ファンタスム/提出日記 ほか
五 グレイトマンよりグッドマンに 教科書に墨を塗る--『瀬戸内少年野球団』/立会川と旗ヶ岡八幡神社/校舎内土足歩行制「与えられた民主主義を……」 ほか
【著者略歴】
フランス文学者、青山学院大学名誉教授。
1940年生まれ。早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学。サルトルを専攻。ブルデューやエマニュエル・トッドの紹介・翻訳書でも知られる。著訳書多数。