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商品説明
日本文学匣(はこ)に刻まれた一字は己の運命。その字に従うか、刃向かうか--。これは少女が国を「盗」み、世界を変える物語。大陸一の港町・顎港の路地裏に、赤子が打ち棄てられていた。僑燐(きょうりん)と名付けられたその少女の持ち物は、首に提げられた小さな匣のみ。それもまるで開く気配がなく、ただ「盗」の字が刻まれているだけ。この一字に導かれるように、長じた僑燐は盗賊団を乗っ取り、義賊として民たちに慕われていく。そして顎港の支配者と対立し、歴史がうねりを上げて動き始める。