商品説明
日本文学
第171回芥川賞候補作。
古くなった建外装修繕を専門とする新田テック建装に、内装リフォーム会社から転職して2年。
会社の付き合いを極力避けてきた波多は同僚に誘われるまま六甲山登山に参加する。
その後、社内登山グループは正式な登山部となり、波多も親睦を図る気楽な活動をしていたが、職人気質で変人扱いされ孤立しているベテラン社員妻鹿に、危険で難易度の高い登山「バリ山行」に連れて行ってもらうと……。
「山は遊びですよ。遊びで死んだら意味ないじゃないですか!
本物の危機は山じゃないですよ。
街ですよ!
生活ですよ。
妻鹿さんはそれから逃げているだけじゃないですか!」
死んだはずの親友・朝日からかかってきた一本の電話。
時子はずっと会いたかった彼女からの連絡に喜ぶが、「住所ない」と話す朝日が家に住み着き--。