商品説明
商品解説■コマンドマガジン日本語版は、毎号特集に沿った付録ゲームが付くシミュレーションゲーム専門誌です。
シミュレーションゲームとは、歴史上の戦争について様々な角度から再現、検証することを目的としたゲームで、ウォーゲームとも言います。
戦いに参加した部隊を表す紙のコマ(ユニット)と戦場を描写した紙製の地図(マップ)、そしてゲームの遊び方を説明したルールブックで構成されています。
連合軍の大陸反攻を迎え撃つため、ヒトラーは東部戦線放棄を決断した--
1943年9月、連合軍はドーバー海峡を押し渡り、北フランスに殺到した。大陸反攻の切り札、ラウンドアップ作戦が発動されたのだ。
連合軍の本格的上陸作戦を44年以降と予想していたドイツ軍は虚を突かれた。海岸の守備隊はわずか……。
こうして連合軍の作戦は成功するかに思われたが、順調に運んだのは序盤だけだった。
米英連合軍の作戦成功は、そのまま戦争の敗北を意味することと悟ったヒトラーは、東部戦線を一挙にリガ=オデッサのラインまで引き下げて60個師団を抽出し、
この巨大な予備兵力を北フランスに叩きつけたのである。
ゲーム『Second Front Now』は、COMMAND誌第44号に収録された作戦級ゲームで、
火力の集中と指揮統制を簡潔なルールで再現したことで好評を得た『Voctory in Normandy』(コマンドマガジン第5号に収録)のシステムを元に、
もし連合軍が43年9月に北フランスに上陸していたらという<What if>設定をテーマとしています。
上陸の戦略目標をルール工業地帯の早期占領に定める事で、上陸海岸をパ・ド・カレー近郊に設定し、
連合軍プレイヤーは防備には隙があるものの、要地が多いディエップ近郊か、突破正面は最短距離だが、側面に脅威を受けやすいパ・ド・カレーのいずれかの上陸海岸を選んで、ゲームを進めます。
一方のドイツ軍は、43年時点では「大西洋の壁」建設こそ間に合っておらず、守備隊もわずかしかいないものの、一定の戦術的優勢を獲得できる程度の空軍力を有し、空挺奇襲まで可能になっています。
また、オプションとして、勝利条件のハードルを上げるのと引き替えに、東部戦線の放棄案を実施する事が可能で、これにより連合軍に比肩する戦力をかき集められます。
このようにして、『Second Front Now』は、単なる仮想設定の物珍しさにとどまらない作戦的な課題を両陣営に提示しているのです!!
また、「日本の戦歴」でもお馴染みの堀場亙氏のデザインによる『張鼓峰1938』も収録。
81号に掲載された張鼓峰事件を題材に、満州、朝鮮、ソ連の国境地帯で勃発した日ソ激突を再現した、プレイアブルなミニゲームとなっています。
◆コンテンツ◆
特集:第二戦線を開け!!
「付録ゲーム『Second Front Now』背景ノート」「決戦を勝ち抜くために/仮想戦の中に歴史を読む」ほか
ゲーム関連情報
『Red Dragon Rising』(S&T)ほか
好評連載
検証;チベット暴動「グレートゲームの結末」(高貫布士) ほか
■ゲーム概略■
プレイ人数:2人
<内容物>
本誌 1冊
『Second Front Now』マップ 1枚
『張鼓峰1938』マップ 1枚
カウンターシート 2枚
ルールブック 2冊