文庫 日本エッセイ・随筆 文庫 改訂新版 楽天の日々 / 古井由吉

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管理番号: 3Z232366
発売日: 2024/02/05
メーカー: 草思社

商品説明

日本エッセイ・随筆
【内容紹介】
恐怖が実相であり、
平穏は有難い仮象にすぎない。
何も変わりはしない。
日本文学界の巨星が遺した晩年のエッセイを集成。
単行本未収録作品「林は日々に新しい」を追加。
解説=佐々木中「古井文学は万人の歌となる」
カバー装画=諏訪敦「古井由吉ver.1」
読むことと書くこと、古典語のおさらい、天気天象、花の香り、紅葉や黄葉、老い、死、大病と入院、ボケへの恐怖、最初の記憶、悪疫退散の願い、阪神淡路大震災、東日本大震災、永劫回帰、大空襲下の敵弾の切迫など、多様なモチーフを端正かつ官能に満ちた文章で綴る。
[目次]
I
夜の楽しみ
達意ということ
病みあがりのおさらい--島崎藤村、ホーフマンスタール
永劫回帰
紙の子
写実ということの底知れなさ
「が」地獄--芥川龍之介
日々の仕事
ティベリウス帝「権力者の修辞」--タキトゥス『年代記』
招魂としての読書
休暇中--カフカ
「文学は可能か」の泥沼で
老躁の風
いつもそばに本が
漱石随想
謎の書き込み
赤い門--夏目漱石
初めの言葉として<<わたくし>>--永井荷風、森?外、徳田秋聲、太宰治
II
埋もれた歳月
顎の形
夏に負ける
正月の安息
静かな新年
大年の静まり
年越し
時「字」随想
危/復/節/安/熱/萩/豊/水/炭/寒/雨/花
日記
プロムナード
身はならわしもの/よく見る、よく聞く/一寸の針/歯をくいしばる/夏の夜/時間をたずねて/年月の昏乱/六十五年目/撫子正月/虫の声/お彼岸過ぎ/囓りかけの林檎/空白の一日/後の月/土の上に/晩秋の匂い/人も年寄れ/年の瀬の奇遇/小春日和/討入り/穏やかな冬至/御用納め
楽天の日々
「閉店休業」のかなしみおかしみ/閑と忙のあわいで/『断腸亭日乗』を読む/夜眠れなくなる商売/夏の精勤と軒の蔭/風に吹き抜けられる/遁世出離への「経済」/深くは解そうとせず/「照る葉」に荘厳を思う/風に埃の走る日には/降り積む雪の/日々に薄氷をふむ/来し方の花の消息/悪疫退散の願い/水のおそれと住居/赤ん坊はなぜ笑うか/?時雨と皆既日蝕/闇の中で白く光る/耳の記憶と恐怖/物覚えの勘定書き/辻々で別れ別れて/正月二日の流星/鳥は羽虫、人間は裸虫/空襲の夜の雛人形
草食系と言うなかれ
泰然自若の猛獣
大都市の山
老熟の有用知らぬ荒涼
人は往来
水豊かな城下町を包んだ炎
根岸
越す
もう死んでいる
林は日々に新しい
節を分ける時
自足の内から嵐が吹く
親の趣味
震災で心に抱えこむいらだちと静まりと
地震のあとさき
知らぬ翁
龍眼の香り
安堵と不逞と
解説 古井文学は万人の歌となる 佐々木中
【目次】
I
夜の楽しみ
達意ということ
病みあがりのおさらい--島崎藤村、ホーフマンスタール
永劫回帰
紙の子
写実ということの底知れなさ
「が」地獄--芥川龍之介
日々の仕事
ティベリウス帝「権力者の修辞」--タキトゥス『年代記』
招魂としての読書
休暇中--カフカ
「文学は可能か」の泥沼で
老躁の風
いつもそばに本が
漱石随想
謎の書き込み
赤い門--夏目漱石
初めの言葉として<<わたくし>>--永井荷風、森?外、徳田秋聲、太宰治
II
埋もれた歳月
顎の形
夏に負ける
正月の安息
静かな新年
大年の静まり
年越し
時「字」随想
危/復/節/安/熱/萩/豊/水/炭/寒/雨/花
日記
プロムナード
身はならわしもの/よく見る、よく聞く/一寸の針/歯をくいしばる/夏の夜/時間をたずねて/年月の昏乱/六十五年目/撫子正月/虫の声/お彼岸過ぎ/囓りかけの林檎/空白の一日/後の月/土の上に/晩秋の匂い/人も年寄れ/年の瀬の奇遇/小春日和/討入り/穏やかな冬至/御用納め
楽天の日々
「閉店休業」のかなしみおかしみ/閑と忙のあわいで/『断腸亭日乗』を読む/夜眠れなくなる商売/夏の精勤と軒の蔭/風に吹き抜けられる/遁世出離への「経済」/深くは解そうとせず/「照る葉」に荘厳を思う/風に埃の走る日には/降り積む雪の/日々に薄氷をふむ/来し方の花の消息/悪疫退散の願い/水のおそれと住居/赤ん坊はなぜ笑うか/?時雨と皆既日蝕/闇の中で白く光る/耳の記憶と恐怖/物覚えの勘定書き/辻々で別れ別れて/正月二日の流星/鳥は羽虫、人間は裸虫/空襲の夜の雛人形
草食系と言うなかれ
泰然自若の猛獣
大都市の山
老熟の有用知らぬ荒涼
人は往来
水豊かな城下町を包んだ炎
根岸
越す
もう死んでいる
林は日々に新しい
節を分ける時
自足の内から嵐が吹く
親の趣味
震災で心に抱えこむいらだちと静まりと
地震のあとさき
知らぬ翁
龍眼の香り
安堵と不逞と
解説 古井文学は万人の歌となる 佐々木中
【著者略歴】
古井 由吉(ふるい・よしきち)
一九三七年、東京生まれ。
六八年処女作「木曜日に」発表。
七一年「杳子」で芥川賞、八〇年『栖』で日本文学大賞、八三年『槿』で谷崎潤一郎賞、八七年「中山坂」で川端康成文学賞、九〇年『仮往生伝試文』で読売文学賞、九七年『白髪の唄』で毎日芸術賞を受賞。
二〇一二年『古井由吉自撰作品』(全八巻)を刊行。
ほかに『われもまた天に』『書く、読む、生きる』『連れ連れに文学を語る 古井由吉対談集成』など著書多数。
二〇二〇年二月死去。