商品説明
■ストーリー■ 近代的な町の片隅にある『クローバー図書館』という名の私設図書館。 そこは、昼間は一見普通の図書館。 けれど、夜になると本が人の姿をとる不思議な図書館だった。 料理本の棗(なつめ)、絵本の莉玖(りく)、画集の樒(しきみ)、 専門書の一樹(いつき)、純文学の柊(しゅう)、流行本の葵(あおい)。 そして、図書館の住み込み管理人となった相川千紘。 彼女はまだまだ拙いながらも、図書館の運営を続けていた。 そんなある日のこと。 図書館の飼い猫・クゥが、千紘のもとに 1本の鍵を持ってきた。 「これって……どこの鍵だろ? 夜になったらみんなに聞いてみよう」 クローバー図書館の最上階。 開かずの間と呼ばれた部屋の扉が、今開く--