単行本(実用) 自然科学 やさしくわかる! 文系のための東大の先生が教える 減量の科学 / 佐々木一茂

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Japanese title: 単行本(実用) 自然科学 やさしくわかる! 文系のための東大の先生が教える 減量の科学 / 佐々木一茂
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Item number: BO4341855
Released date: 08 Dec 2023

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自然科学
【内容紹介】
新型コロナウイルス感染症の流行から在宅ワークがふえ、ここ何年かで「太った」と感じている人は多いかもしれません。しかし世の中にはさまざまな「やせるための情報」があふれ、何を信じていいのか迷うこともあるでしょう。
たとえばプチ断食をつづけると、絶食日にタンパク質が崩壊し、さらに摂食日に食べすぎることで、脂肪がふえてしまいます。その影響で心血管疾患のリスクが高まることもあるので、注意が必要です。また睡眠時間が短くなると、食欲をおさえるホルモンが減少し、反対に食欲を増進するホルモンがふえるため、良質な睡眠をとることが重要になります。
本書では、減量における科学的な知識や健康的にやせる方法について、生徒と先生の対話を通してやさしく解説します。減量にまつわる体のしくみ、脳のしくみを知ることで、無理のない健康的な減量を目指しましょう。
【目次】
1時間目:肥満と減量を科学的に理解しよう
STEP1. 太るとはどういうことか
「太る」とはどういう現象なのか
1日の消費エネルギーはどのくらい?
太っているかどうかは、BMI値でわかる
肥満はさまざまな病気のリスクを上げる
STEP2. 減量効果を科学的に考える
太りやすい生活と太りにくい生活がある
「プチ断食」は慎重に
肥満の原因は「腸内環境」にあるのかも !
睡眠が不足すると食欲が増す
腸内環境は睡眠リズムにも影響していた
「先に野菜から食べる」「よくかむ」のメリット
カロリー制限の注意点
最近注目されている「糖質制限」は有効なのか
高タンパク質食は満腹になりやすい?
軽い運動と激しい運動を組み合わせると効果的
女性はやせにくい時期とやせやすい時期がある
減量Q&A
2時間目:やせるために知っておきたい代謝のしくみ
STEP1. 代謝って何?
栄養素の代謝とは
中性脂肪を貯蔵する「脂肪細胞」のしくみ
脂肪を消費して熱にかえる脂肪細胞もある
栄養素は小腸で吸収される
腸内細菌と代謝の関係
STEP2. 代謝のしくみ
糖から「ATP」ができるしくみ
エネルギー物質「ATP」がつくられるしくみ
脂質はエネルギーになり、細胞を守る膜にもなる
不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸
タンパク質は分解されてアミノ酸になる
代謝に欠かせない名脇役、ビタミン・ミネラル
酸素を使わない代謝・使う代謝
肥満と関連が深い糖尿病
肥満がもたらすさまざまな悪影響
3時間目:やせるために知っておきたい脳のクセ
STEP1. 食べすぎるのは“脳”のせい!?
ダイエットの成功は食欲のコントロールにあり
甘いものが別腹なのは、脳に「報酬系」があるから
条件づけ学習とドーパミン
食べるか食べないか、自制心は「前頭前野」しだい
自制心が生まれるしくみ
「背外側前頭前野」をはたらかせよう
せっかちな人は太りやすい?
感情がゆさぶられると「食べすぎ」がおこる
食べすぎは薬物依存と似ている
ダイエットのポイントは条件づけ学習について知ること !
知識や目標があれば、ダイエットは成功しやすい
野生動物はなぜ肥満にならないのか?
4時間目:健康的にやせるための食事と運動
STEP1. 健康的にやせるための食事の秘訣
カロリーとは何か?
減量は急がばまわれ
糖質中心の食事は空腹を感じやすい
食事をするだけでエネルギー消費量が上がる?
こんにゃくはなぜ低カロリーなのか?
WHOが発表 ! 人工甘味料は減量に効果がない
食事制限は健康にどれぐらい影響するのか
基礎代謝量を減らさない野菜とは?
「咀嚼」で太りすぎをおさえられる理由
味覚と肥満の関係性
同居人の食生活は影響する
STEP2. 運動の効果を知って効率よくやせよう
家事だってカロリーを消費している !
リバウンドを防ぐには座っている時間を減らそう
短時間の運動からはじめよう !
筋肉を鍛えるメリット
2種類のストレッチを使い分けよう
やせていることが美しいという価値観が見直されている